自分史づくりは、文章を書き慣れていない方にとって、ハードルの高いものでした。
書いたり、書き直したりの繰り返しで、根気が必要です。時間もかかります。また、印刷・出版にはそれなりの費用もかかります。こうした理由で、自分史は、一般の方にとって縁遠いものでした。
ならば、見栄え、出来映えに一切こだわることなく、もっと気軽に、もっと楽しく、作ってしまえばいいのです。
さらに、自分史づくりを本人一人でなく、家族の協力を得て完成したときの喜びは、きっと素晴らしい体験になるはずです。
「むかし、むかし、あるところに・・・」で始まる昔話は、誰もが耳にしたことがありますよね。
この出だしそのままに、自分たちのおじいさん、おばあさんが、子どもの頃の思い出話を語ってくれたら、それはもう、そのご家族だけのオリジナル昔話。
同時に、おじいさん、おばあさんの、自分史そのものです。
自分のこととはいえ、いざ書くとなると、尻込みしてしまうもの。 そこで手をさしのべてあげるのが、子や、孫、親戚である、あなた。
「聞き書き」という方法があります。
インタビューと言ってもよいでしょう。
この「むかしばなし自分史」は、そのガイド役です。
おじいさん、おばあさんに、質問をして、話してくれた内容を、録音したり、メモします。 あなたが、面白いと感じたり、驚いた内容を、書き込めば完成です。
手書きのまま・・・けっこう。文章がうまくない・・・そんなこと気にしない。
この「むかしばなし自分史」をはさんで、いままで知らなかったことを教えてもらったり、大笑いしたりと、楽しい会話の時間が生まれることを願ってやみません。
じぶんで作る自分史の会